「過重労働解消キャンペーン」の重点監督実施結果
~重点監督を実施した事業場の約半数にあたる 2,304 事業場で違法な残業が摘発~
厚生労働省より、昨年 11 月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監 督の実施結果について公表がありました。
この重点監督は、長時間の過重労働による過労死等に関する労災請求のあった事業場 や、若者の「使い捨て」が疑われる事業場など、労働基準関係法令の違反が疑われる事業 場に対して集中的に実施されたようです。その結果、約半数にあたる 2,304 事業場で違法 な時間外労働などの労働基準関係法令違反が確認されたため、それらの事業場に対して、 是正・改善に向けた指導が行われました。
【重点監督の結果のポイント】 1・重点監督の実施事業場 4,561 事業場
このうち、3,811 事業場(全体の 83.6%)で労働基準関係法令違反あり。
2・主な違反内容〔1 のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場〕
(1)違法な時間外労働があったもの 2,304 事業場(50.5%)
(2)賃金不払残業があったもの 955 事業場(20.9%)
(3)過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの 72 事業場( 1.6%)
3・主な健康障害防止に係る指導の状況
(1)過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導 2,535 事業場 うち、時間外労働を月 80 時間以内に削減するように指導 1,362 事業場
(2)労働時間の把握方法が不適正なため指導 1,035 事業場
監督指導事例は下記厚生労働省 URL をご参照ください http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11202000-Roudoukijunkyoku- Kantokuka/0000072220.pdf
過重労働解消キャンペーンにおける重点監督実施状況は下記 URL をご参照ください http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11202000-Roudoukijunkyoku- Kantokuka/0000072221.pdf