横浜中央経理 横浜中央税理士法人

横浜の税理士、会計事務所です。皆様の身近な良きパートナーとなり、会社設立、相続税申告、税金相談など税務会計を通じて中小企業の発展を支援します。

中小企業お役立ち情報

中小企業の金融基礎知識 連載第9回
[ 2015年04月07日 | 中小企業お役立ち情報 − 金融

9、赤字企業の資金調達

今まで、金融機関の仕組みなどについて、説明してまいりましたが、この項は少し今までとは違い、赤字企業の資金調達について語っていきたいと思います。

(1)赤字企業の資金調達のリスク

企業実績が赤字であれば、大抵それに従い資金繰りが悪化していると思われます。

ただ、業績悪化すると金融機関に避けられてしまう、その為に資金調達は難しくなります。それでも、業績悪化を隠し、金融機関に融資を申し込む、それで断られれば、ノンバンクの高金利融資に走る、こういった企業も少なくありません。

これは、確実に後々の自社の資金繰りを悪化させる原因となります。

確かに赤字脱却の為に資金調達は欠かせないものです。しかし、その調達の意味が「黒字転換の為の前向きな調達」なのか「赤字補填の為の後ろ向きの調達」なのかで意味合いは大きく変わってきます。

大抵のケースは、後者であり、後々大変な思いをされている方は少なくありません。

しかし、本来は前者の事由でなければいけません。その為にはどうすれば良いのでしょうか?

(2)まずは自己分析!

まずは赤字になった要因を分析することです。その要因は果たして一過性のものなのか経常的なものなのか、黒字転換する為にその赤字要因を切り捨てるべきかどうかなどを検証しましょう。そして要因がわかったら、その解決方法を探り、その為に資金が必要であるという結論に達してから、調達を実行すべきです。

例えば、売上悪化が赤字要因であった場合、なぜ売上が伸びないのかを徹底的に分析し、人材不足なので人員を増やす必要性や誘致活動の為の広告の必要性などが結論として出た場合、その必要資金を積算して融資を申し込むといった感じです。

(3)融資を受ける場合には返済していくことをイメージする事

融資を受ける前に、借りたはいいけど返せるのかどうか、黒字転換はいつ頃なのか

をきちんとイメージする必要があります。借りてから考えれば良いなどと思っていると確実に資金ショートを起こします。そのためには資金繰り予定表と短期の事業計画を策定し、検証することがとても大事になります。

(4)赤字補填の為の資金繰り

そうは言っても、黒字転換の道が明確に見えてこない・・・そんな方々もいらっしゃると思われます。それでも企業は日々営業活動を続けているので、何もしなければ資金ショートを起こしてしまうからどうしても赤字補填の資金調達に走るしかない、そう言う思いをされた方々も少なくありません。

しかし、そうであっても待ってください。資金調達をせずとも資金繰りを改善する方法はあります。一番手っ取り早い方法は、銀行に対し返済条件の緩和をお願いすることです。これをリスケジュールと言います。これについては次項で詳しく説明いたします。

後は、今までの経験の中から以下のような事を実行すると、資金繰り改善となります。

①売掛金回収を早める

②在庫の消化(不良化しそうなものは多少ディスカウントしてでも売り捌く)

③不要資産の売却

④経費のチェックをして無駄なものは省く

⑤保険(特に生命保険)の見直しをして不必要だったりするものは解約する

⑥会社の資金繰りだけでなく経営者個人の資金繰りも見直し、生活する上で

最低限必要な額を把握しておく(いざというときは役員報酬減額する為に)

⑦買掛金等の支払を延ばす

⑧支払の優先順位を常に頭に入れておく

(5)支払の優先順位

資金繰り悪化は当然のように支払>収入というバランスから生じるものです。

支払先には種類があって、仕入代金の支払から社員の給与、銀行返済など様々です。

今ある現預金よりも支払額が多ければ当然何かしらの支払が滞ることになりますが、

この優先順位を間違ってはいけません。

それと、今日の明日資金が足らないといった状況は避けてください。その為には常に資金繰り表の作成をして、いつ資金が足らなくなるのかを事前に把握して早めに手を打つことが大事です。

 

※資金繰りにお困りであればいつでも当社に連絡ください。前述の支払の優先順位も含め、相談に乗ります。

 

PICK UP

設立応援キャンペーン

最新記事

過去の記事


お客様の声
横浜中央経理ブログ
お客様情報