株式会社横浜中央経理社会保険労務士法人

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中小企業お役立ち情報金融

  • 中小企業の金融機関基礎知識 連載第14回

    2015年9月3日

    金融

    14、金利の基本的な話

    融資を受ける際にどうしても気になるのが金利です。借入額や返済期間によっては1%違うだけで大きく違います。当然ですが融資を受ける側として金利は安ければ安いほど良いのですが、金融機関も企業ですので損をしてまで安くはしません。では、果たしてどのように金利は決定されるのか?これを押さえておけば、交渉時に役に立つと思います。

    1. 金利決定の基本

    銀行が貸す資金の大半は、自己資金ではありません。預金者の資金や、資金市場から調達して企業に貸付をします。その際に銀行は借りている相手に金利を支払わなければなりません。銀行の調達金利は一般企業で言う売上原価となるのです。まずはこの調達金利が基本となります。後は一般企業と同様、銀行の経費や前項7で解説した貸倒率などを勘案して金利を決定します。

    ですから、前項1でも述べたように、全国規模であるメガバンクは、預金量も豊富で、貸出先も規模、件数ともに多いので、資金調達コストは安く、1件あたりの経費率が低い為、金利を安く設定できますが、信金クラスだと規模が小さいので1件あたりの負担が大きくなり金利を高く設定しなければならなくなるのです。

    1. 固定金利と変動金利

    固定金利は定めた期間の金利が変わらないものです。通常の定期預金などはこれに該当します。市場金利の増減があっても、金利は一定なので、市場金利の変動リスクを回避できますが、必ずしも得をするとは限りません。

    変動金利は、国の政策に基づく金利やプライムレートなどを参考に変動していきます。ですから市場金利の影響をもろに受けます。

    金融機関側からすると金利を固定することは将来の金利変動リスクが生じる事になりますので、その分変動金利と比べると高めの設定になる事が多いです。住宅ローンを例に挙げると、平成27年7月現在で某大手金融機関の基準金利で変動金利が2.475%に対し固定金利(20年)4.85%とかなり差があります。(金融機関によって様々ですが・・・)

    ですので、最近の住宅ローンは変動金利を選択される方が多いです。

    1. 金利の基準
      1. 短期プライムレート

    俗に言う「短プラ」で、金融機関が優良企業向けに対して短期(1年以内)で貸し出す時に適用する最優遇貸出金利を言います。金融機関はこの金利を基準として企業の信用リスクの大小で上乗せ金利を付け加え決定しています。この金利は以前公定歩合に連動していましたが、現在は譲渡性預金や市場金利(金融機関同士が資金の貸し借りに適用する金利)に連動しています。全国的にはメガバンクのレートが基準となり、各都道府県ではその地域の有力金融機関のレートが基準になっています。

      1. 長期プライムレート

    俗に言う「長プラ」で、長期(1年超)で.貸し出す際の最優遇金利を言います。但し、企業向け長期融資に対する基準では殆どの場合、前述の「短プラ」連動を採用しており、この基準を採用するケースはあまりないようです。

      1. TIBOR(タイボー)

    日本の東京市場における銀行間金利を言います。名称の由来は世界中の金融機関金利水準をLIBOR(ライボー London Inter-Bank Offer Rateの略)と言いますが、これの東京版の為TIBORとなったようです。この金利も企業向け貸出金利の基準になる事があります。プライムレートとの違いは圧倒的にTIBORの方が低金利である事です。この金利水準を採用する融資にスプレッド融資をいうものがあるのですが、この融資を採用する為には大抵の銀行は1億円以上の貸出であり、短期融資に限られる為、それなりの格付を与えられるような企業でないと受ける事が出来ないものであります。

  • 横浜市信用保証協会経営改善サポート保証

    2015年9月3日

    金融

    横浜市信用保証協会 経営改善サポート保証(事業再生計画実施関連保証)のご案内

    横浜市信用保証協会が事業再生を行う中小企業者に対して経営改善サポート保証制度を設けました。

    内容は、事業再生を実施する中小企業者に対して一般保証とは別枠で最長15年返済という

    ものです。

    これにより、先にご紹介した神奈川県信用保証協会のリターンアシスト長期保証の15年返済と足並みが揃う事になります。

    要件は色々あるのですが、その中のうち中小企業再生支援協議会等の指導又は助言を受けて作成された事業再生計画のうち①債権者の合意がとれているもの②申込人の経営に係る現況・課題と課題を踏まえた改善策③計画期間中の各事業年度の収支計画および計画終了後の定量目標ならびにその達成に向けた具体的行動計画が盛り込まれているものとされています。色々と難しい事を並べてしまいましたが、これは認定支援機関である我々がサポートする事で実行できる可能性がある保証制度です。

    現在リスケジュールをしている企業で、従来の返済条件では返済は出来ないが、15年ならば返済が可能というところがあれば、今までは条件変更中となっていた債務もこれを利用する事で正常債権になる可能性があります。正常債権になれば、追加融資の可能性も出て来ます。

    詳しい事は横浜市信用保証協会のホームページ又は当社にご連絡下さい。

    (下記URLをクリックすると横浜市信用保証協会ホームページに移動します)

    http://www.sinpo-yokohama.or.jp/seidoannai/hoshou-list/keieikyouka/keieikaizen.html

  • 特定非営利活動法人

    2015年9月3日

    金融

    平成27年10月1日からNPO法人が信用保証制度利用をできます

    「商工組合中央金庫法及び中小企業信用保険法の一部を改正する法律」に関して

    平成27年8月7日に閣議決定されました。これにより平成27年10月1日よりNPO法人(特定非営利活動法人)が信用保証制度を利用することが可能となりました。

    詳しくは 経済産業省のホームページに掲載されておりますのでご覧ください。

    http://www.meti.go.jp/press/2015/08/20150807002/20150807002.html

  • 藤沢市 利子補給制度・信用保証料補助制度

    2015年8月5日

    金融

    藤沢市では、融資制度を利用する方々のために少しでも負担を軽くする補助制度というものがあります。それぞれの制度を簡単に説明しますと、

    利子補給制度とは、金融機関に払った利子負担を行政が一部又は全部に値する金額を補助してくれる制度です。

    信用保証料補助制度とは、保証協会に支払った保証料の一部を補助してくれる制度です。

    それぞれ、対象となる資金や要件が異なる為確認して頂き手続きとなります。

    詳しい内容は 下記URLをクリックして頂くと藤沢市HPへ移動します

     

    http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/indus1/shigoto/shokogyo/yushi/rishihokyu.html

     

    ※市税の滞納がある方々については、この制度は受けれないことになっていますので ご注意を!

  • 大涌谷周辺における火山活動の影響に関する中小企業者対策(セーフティネット保証4号の指定)について

    2015年8月5日

    金融

    大涌谷周辺における火山活動の影響を受けている中小企業者への支援措置として平成27年7月22日から10月31日までの間、神奈川県箱根町がセーフティネット保証4号の指定地域として指定されました。

    ○セーフティネット保証4号とは

    中小企業信用保険法第2条5項4号に基づいて、突発的な災害等(自然災害等)により事業活動に影響が出ている地域を指定し、該当地域において売上高等が減少している中小企業者を支援するための措置で、一般の保証とは別枠の保証が利用可能となります。

    ※利用には市町村長が交付するセーフティネット4号要件認定書が必要となります。

    詳しくはこちら

    中小企業庁ウェブサイト:http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2015/1507224gou.htm

  • 川崎市信用保証協会保証制度

    2015年8月5日

    金融

    「創業ステップアップ保証制度」が創設されました。

    ☆すでに確定申告済みの創業5年未満の中小企業の経営者の方必見です!

    平成27年7月15日より創業後5年未満の中小企業者の資金調達を円滑にすることで、創業後の成長・発展を支援するため保証料の25%を優遇する「創業ステップアップ保証制度」の取扱いが開始されました。

    ・対象 川崎市内に主たる事業所を有する中小企業者、または川崎市内の居住者で既に確定申告しており創業5年未満の中小企業者の方

    ・保証限度額 1,000万円 ・保証期間  10年以内(据置期間1年以内含む)

    ・保証料率  0.6%

    ・割引適用期間 平成27年7月15日~平成28年3月31日

    ※創業計画書の作成が必要となる場合があります。

    制度の内容についてははこちら↓

    川崎市信用保証協会

    http://www.cgc-kawasaki.or.jp/topics/pdf/stepup.pdf

  • よこはまタイアップ保証 よこはまカード500保証

    2015年8月5日

    金融

    横浜市信用保証協会は、平成27年8月3日より

    中小企業及び小規模事業者の方々が資金調達の際に、経営の安定や資金繰りの円滑化を図る目的として「よこはまタイアップ保証」

    小規模事業者の方々には、事業者カードローン当座貸越根保証より便利、尚且つ使いやすくした「よこはまカード500保証」

    2つを創設しました!

    それぞれ、対象となる方々の要件が決まっておりますので、ご確認いただきたいと思います。

    下記URLをクリックすると 横浜市信用保証協会のHPに移動します。

    http://www.sinpo-yokohama.or.jp/news/2015/0803.html

    よこはまタイアップ保証

    http://www.sinpo-yokohama.or.jp/seido/hoshou/yokohamatieup.html

    よこはまカード500保証

    http://www.sinpo-yokohama.or.jp/seido/hoshou/yokohamacard500.html

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